粉もんで白味噌を救う(?!)
~大阪樟蔭女子大学学芸学部ライフプランニング学科 フードメディア研究の授業から~
今回私達は、白味噌を使った新しい料理を授業(フードメディア研究)の中で考えることになった。そこで、白味噌との意外な組み合わせをと、模索した時に思いついたのが粉もんとの相関であったのだ。粉もんは、タコ焼き・お好み焼きをイメージするようにソースで味付けするのが大半で、味噌を用いる印象が全くなかった。そこで女子大生の発想として白味噌×粉もんで新しい料理ができないかと思った次第である。
現在、関西では味噌の消費量が減少していると聞く。全国味噌消費ランキングを見ても41位以降の下位をほぼ関西が占めている。なぜ関西で味噌の消費が少ないかというと、古くから関西にはだし文化が根づいているからだ。関西は、関東に比べて水が軟らかい。そのために昆布だしが摂りやすかった。味噌を多く使うと、肝心の昆布だしの味がかき消されてしまう。昆布だしをいかそうと思えば、必然的に味噌の量が少なくなってしまうのだ。